心とカラダの健康メソッド

仕事や生活の中で溜まる心とカラダのストレスを抜いて、本当の健康を楽しむブログ

誰にでも一度は経験してもらいたい警察学校の厳しくも楽しい生活

2019.07.18更新

警察官になるために必ず通らなければならない道

『警察学校』

不安ですか?楽しみですか?

私はどちらもありました。

この記事では

警察官の仕事や生活、特に若手男性のものを紹介していきます。

なお、警察組織により違いもありますので、あくまで参考として下さい。

私は辞職している身ですが、職務上知り得た情報は載せませんし、公にされていることや組織にとってはどうでも良い私生活などを載せます。

しかし、これから警察官を目指す人にとっては最も知りたかった情報になること間違いなし‼︎

 

またテーマにある通り、警察学校の生活は『誰しもが一度は経験してもらいたい』と思うほどです。

それは

『私の今までの人生で最もつらく、もっとも楽しく、もっとも人として成長した、本気で生きた10ヶ月』

だったからです。

人は乗り越えられそうにない『壁』を前にした時、震え、逃げたくもなります。

しかし、それを乗り越えた時、人は至福を得るのです。

 

この記事が、何か抜けきれない、変わりたいと思っている人へのヒントにもなればとも思います。

それでは始めていきます。

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警察学校とは

警察官の試験に合格しても警察官になれる訳ではありません。警察学校に入校し、警察学校卒業証書を受け取ってこそ警察官になれます。

 

警察学校での生活はかなり体力的に厳しいものでした。「最初は」です。

毎日が、運動部の合宿みたいなものでした。

警察の試験生なので、様々な施設にも見学に行きます。警視庁、消防庁、留置所、赤坂離宮…普通の会社では出来ないこともたくさん経験することになりました。

警察学校での生活

警察学校での髪型はスポーツ刈り

警察学校に入校して初めの休日は全員でQBハウスに行きましたよ。

もちろんベースはスポーツ刈り笑笑

坊主は禁止でしたね。逆にヤンチャな感じになるということなので。まぁ、慣れるとね、そんな頭で全員スーツを来てディズニーランドとかお構い無しに行けるもんです(爆)

女性はショート。女子バレー部を想像していただけたら大体合ってると思います。

警察には「世のトレンド」なんて関係ないんです!警察独自の着こなしとかが憧れられたりします(私にはその気持ち分からなかったけど…)

警察学校入校中は給料も出る

警察学校入校中はお給料が出ます!手取り15万前後だったような…。ボーナスも夏と冬にしっかり出ます。5ヶ月分かな。各自治体によって変わります。やはり東京、神奈川あたりはお金持ってるので割と高めですね。

勉強して体力作りして学生みたいな生活ではありますが、お給料が出るんです。税金泥棒と言われる所以だったりします。自衛隊とかも同じですね。

朝から晩まで走って走って走りまくる  休日もね

とにかく走ります笑笑。

朝6時に起きたらすぐに5キロ。大きな掛け声をかけながら近隣にご迷惑をかけていたかも汗

午前中は基本的には座学ですが、午後は訓練や武道が多いです。そして、最後にまた走る。多い日で15キロくらい走ってました。

入校当初は毎食一食しか食べてなかったのですが、みるみる痩せていったので、倍の食事を食べることでやっと体重をキープできました。4000キロカロリーくらいは食べてましたね。アスリート並です笑笑。

携帯電話やスマホは没収  土日祝日の外出時のみ触れることが出来る

スマホが普及するようになってからは分かりませんが、携帯電話は外出時のみ持つことが許されました。

なので、親や友人、恋人に連絡を取りたい時は寮の電話か手紙なんです。手紙ってなかなか乙なんですよね。携帯やスマホがないからこそ楽しめることだってありますよ。

PCは作業で必要な場合のみ、学校から貸し出しがありました。

最初の数週間は外出も出来ませんでしたし、情報含めほぼ外と隔離されます。

悪く言えば「軟禁状態」ってやつですよ。でもそれがまた楽しい笑笑。あの頃は外界が恋しかったなぁ…。

警察の縦社会  礼儀作法や生活作法も学ぶ

警察学校では縦社会をすごく学ばされます。上司の命令は絶対でした。もちろん常識のある範囲内で。

警察に公教育のような甘さはありません。

授業中居眠りをしていると机に蹴りが入ります。居眠りしないための会議を開いたこともあります。特に外部講師を招いての授業で寝てしまうと後でえらいことになります。他にも

  • 上司と外出する際はドアを開けさせてはいけないし、上司の先を歩いてはいけない。
  • 食事は上司が箸をつけてから食べることができる(あれ⁈何かのパワハラ記事で見たような…)
  • 布団は折れ目を入り口に向ける。
  • 掃除は姑のような人差し指ですくって埃がないかチェックされる。

など、他にも多くの細かな礼儀・生活作法を学ぶのです。

武道は未経験で大丈夫。上手くなれば大会出場も!

よく、武道経験者じゃないと受かるのは難しいですか?と聞かれますが、特別訓練員を目指さない限り、未経験で問題ありません。

警察学校に入校すると剣道か柔道のどちらをやっていくか選択することになります。みんな学校の授業でしかやったことがない程度なので、どっこいどっこいです。

警察の全国武道大会などもあり、これがなかなか意欲をそそります笑。私も組織内で勝ち抜いたことがありますが、まるで武道家の気分でした!

逮捕術という柔道と剣道を掛け合わせたような武道もあります。

これは警察官全員が対象で、素手、短刀を模した布短刀、布長刀などを使い、現場で犯人と遭遇した場合を考えた組手をします。こちらも全国大会あります。

ちなみに殉職率は柔道の方が多いようです。

誰もが嫌がった警備訓練と警察学校が厳しい理由

1ヶ月に一度、ラスボスのような訓練があります。それが「警備実施訓練」

完全着装(通称:完着)し、8キロくらいの盾を持ちながらひたすら駆け足をします。

部隊としての行動なので、縦横の列や足並みが乱れてはいけません。もしも乱れたら…。まるで教官はゲリラかと思いましたよ。

盾は時折頭上に上げながら歩行することもあります。この時、二の腕が悲鳴をあげるんですね。たかが10キロ満たない盾なのですが、筋肉モリモリじゃない人間にとっては、数分持ち上げているだけでかなりのプルプルです。

完着は今でこそ軽い強度のあるプラスチック(キャッチ画像みたいなの)になりましたが、私の頃はまだスチール板を布に入れた装備でした。こいつらを脛、肘、胴に付けます。ヘルメットもかなり重いです。

この装備で真夏の炎天下の中、ずっと走るのです。熱は逃げないし、装備や盾で体は重い。気持ち悪くなる人続出でした汗。

この訓練でかなり根性を作らされましたね。何でここまで厳しい訓練なのかと言うとですね、実戦を想定した訓練だからです。

完着を着けて出動するということはデモだけでなく、暴徒と化した集団との対峙の可能性があるということです。

相手はバットや鉄パイプのような硬い長物で攻撃してきたり、石を投げてくることもあります。

昔は丸太で突っ込んでくることもありました。拳銃事案でなくても、死ぬ可能性が十分にあります。

だから、本気で(教官たちは楽しみながら)精神と体力を追い詰めるのです。

警察学校校歌でストレス発散

度重なる訓練や下界に行けないこと、教官たちの圧力で結構ストレスが溜まります笑。

そんな時、ストレスを発散させてくれるのは警察学校校歌でした。それからです。私がカラオケ好きになったのは。

学校の校歌。真面目に歌ったことありますか?本気で歌ったことありますか?私たちは本気で歌ってました。いや、叫んでいたという方が正しいかもしれません。

どんなに声を出しても「そんなもんしか出ねーのか!」と、激励されます。でもね、命の叫びは必ず届くんです。

最初はドキドキ拳銃訓練

日本に住んでいれば、本物の拳銃を触ることなんてまずないですから、ドキドキしますよね。

日本警察はニューナンブという回転式拳銃を使います。確か装弾5発だったかな。

引き金を引くと強い振動が利き腕を伝ってきます。花火を間近で見ていると爆発音の「ドンッ!」という衝撃が伝わってきますよね?あんな感じです。

模造品と違って重みと撃った時の振動のために、的の中心に当てるのは結構難しいです。ガンマニア(警察には結構います)もいましたが、下手くそでした。

訓練と言えども、一歩間違えば大怪我どころじゃすみません。拳銃の取り扱いにはかなり気を遣いました。

拳銃の使用基準はかなり具体的に示されています。そのため、むしろ使用することをためらうことも多く、使用すべき時に使用しないなんてこともかなりあります。

拳銃は人を殺せる道具です。それを肝に銘じないといけません。

警察学校での私生活

警察学校での寮生活

私の場合、8人一部屋でした。

一人一部屋の警察学校もあると聞いたことあります。

与えられた自分のスペースはベッドとロッカー一つだけ。病院のような配置をイメージしていただけたらと思います。

平日夜は自習時間があったので自由な時間は食事後の数十分と、寝る前に1時間あるくらいでした。本当、余計なこと考えてる時間がなかったですね。

食堂にはテレビもありましたが、休日以外ほとんど見る時間はありません。

世の中のことを知るために新聞はよく読まされましたね。若いおっさんが沢山いました。

寮での服装はほとんどジャージ、Tシャツ短パンでした。

22時半に就寝するのですが、その日の当直教官によっては寝れない日もあります。あの警備実施が非常訓練という形で行われることがあるんです。

もちろん抜き打ち。

真夜中に声を張り上げて走るんです。まぁ、そんなに長くは走らないですけどね。サイレン鳴ってから全込みで1時間くらいです。でもね、なんかワクワクするんです。

平日は「私」の時間なんでほぼぼぼなかったですね。

警察学校における休日の生活

休日は朝のランニング以外、基本的に自由です。外出も出来ます!

しかし、ほぼ強制の自主トレをやらなければなりません。

自主トレはランニングか筋トレです。私は1ヶ月で150キロを自主トレで課せられたことがあります。毎週土日に15キロずつ走らないと達成出来ませんでした。

まだまだビギナーだったので、かなり体力を消耗。その後外出する気になれないんですよね。

外出したとしても体の疲れと眠気で2時間くらいして帰ったこともありました。せっかくの楽しみが…涙。

最初は嫌だった自主トレもいつしか本当の自主トレに変わっていました。

走っているうちに「ランナーズハイ」になって気持ち良いんですよね。ホノルルマラソンやウルトラマラソンなどにも出ようとしていたくらいです。

実際、警察官にはランニングを趣味としている人は多かったですね。あと、筋トレも!

警察官は交友関係が狭くなりがち

警察は基本的には交代制勤務のため、休日に会うのも警察官同士というのがよくあります。

私は近場に知り合いが多かったですが、遠くから来た場合にはまずいないです。

昔ながらの警察の仕事ってあまり、他には使うことができず、退職してからやることがなくてつまらない毎日を送る人は多かったようです(今はだいぶ変わってきてます)。

また、同業者以外の仲間を作り、縛られない視野を作ることも必要です。

そのため、馬術サークル、英会話、行きつけのバーなど、第三の居場所を作ることが重要となってきます。

同じ釜の飯を食べた仲間はかけがえのない友

同期たちとはほぼ24時間共にします。色々な性格の持ち主がいて、考えられないことを仕出かすやつもいました。それでも嫌いになったことはありませんでしたね。

毎日一緒にご飯食べて、風呂入って、寝て、苦しい訓練も声を掛け合い、助け合い乗り越えてきました。大変であればあるほど、人間って近くなるんですよね。

私は同期をまとめる立場にありましたが、みんなから誕生日を祝ってもらいました。出会ってまだ1ヶ月しか経ってないころです。

あの誕生日は今までで一番嬉しかったですね。そこからみんなの誕生日には必ず全員で集まってお祝いすることになりました。

同期というのは家族とも恋人とも違う。友情で構築された関係とでも言いますか。とにかく良いものです!もし、警察に入ったら、同期だけは大事にしましょう!

全てのことには終わりがやってくる 警察学校卒業式は感動するしかなかった

長くて短かった警察学校にも卒業式がやってきます。私は卒業式で過去に泣いたことは一度も無かったのですが、止まりませんでしたね涙が。

式が終わってからずっと我慢してたのですが、一番しごかれた教官の前で挨拶をする時に吹き出てきたんです。声も出ないくらいでした。「やっとこの教官から離れられる」といった感情では全くなくて、むしろ「私を育ててくれたことへの感謝からの涙」だったんじゃないかと思います。

泣いてないやつは誰一人としていませんでした。それくらいの想いで自分たちは過ごしてきたんだということです。

まとめ

警察学校でどのような生活を送るのか、少しはお分かりいただけたでしょうか?書いているだけで涙と薄ら笑いが度々出てきました。

警察学校は苦しいことが多い反面、それが思い出と自分の成長として返ってきます。

私は警察を辞めた身であり、好きにはなり切れない部分もありますが、警察学校のような期間を誰しもが送れたら良いのにと本当に思ったりもしてます。

この記事を読んで警察官になりたいと思ってくれる学生がいたら嬉しいですね笑

警察官を嫌う人たちも多いですが、本当の意味での正義、本当の意味での平和、本当の意味での人助けって何だろう?

そう言ったことに考えを向けつつ頑張ってもらいたいものです。

 

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